校長あいさつ

Well-beingの実現を目指して

 高崎健康福祉大学高崎高等学校のWebサイトをご覧いただき、ありがとうございます。本校は、昭和43年に誕生した学校であり、今年で56年目を迎えます。この間、卒業生は23,518人を数え各方面で活躍をしています。
 「感謝・奉仕・友愛」の校訓のもと教育方針(育成を目指す資質・能力)である主体性やコミュニケーション能力・やりきる力・非認知能力の育成を目指して、教職員と生徒が一丸となって真剣に取り組んでいる学校です。
 現在、教育の世界でもデジタル化が進み、学校での学び方が変化してきています。そのため将来の予測が困難な時代を生きる生徒の皆さんが高等学校で身につけるべき力は、以前とは大きく異なってきました。本校では、こうした状況を鑑み、未来志向の教育を実践するべく、これまで築いてきた伝統を礎に、次代を見据えて「建学の精神」および「教育目標」を一部改定いたしました。
 それに先立ち、昨年度の一年生から「探究学習」を学びの柱として、「自他ともにwell-beingの実現に向かう学習者となる」ことを大きな目標とし、皆さんの人間的な成長を図っています。
 また、海外研修(国際理解教育)にも力を入れており、希望者によるアメリカでのグローバル人材育成研修やイギリスでの語学研修を実施し、さまざまな交流・学習の機会を提供して、国際性・多様性への理解を体験的に進めています。近年は、コロナ禍の影響により実施できない状況にありますが、その代替として、国内研修(福島県ブリティッシュヒルズ語学研修)を実施しました。
 今後は、より充実したものになるように内容も検討して継続的な交流を続けていきます。さらには、ICT環境が整備(校内全館高速Wi-Fi、全教室に大型プロジェクターの「ワイード」を設置)され、安全で快適な学習環境のもと本格的なICTを効果的に活用した教育を推進しております。
 また、昨年8月には藤寮(女子寮)の新築移転が完了しました。このような学習環境のもとで、多くの生徒が部活動に入部し、「文武両道」を実践し、学習と部活動のバランスの取れた学校生活を楽しみながら送っています。
 また、系列大学である高崎健康福祉大学は、食と農、医療と福祉、保育と教育の各分野を広く網羅した「健康と福祉」の総合大学です。系列校ならではの特別選抜という特典があり毎年多くの生徒が、この入試制度を利用して入学しています。
 本校は「自分自身の可能性を広げる」皆さんの入学をお待ちしています。本校の教育目標・教育方針を実現するために、学級活動や学校行事・部活動等の様々な機会と体験を通して、豊かな心の育成を図り、自分で考えて行動する主体的で自立した人格の形成に努めてまいります。中学生の皆さん、私たちと共に学び、共に成長していきましょう。
令和5年4月
高崎健康福祉大学高崎高等学校
校長 加藤 陽彦