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中学生のページ 第8号

更新日:2016年01月09日

中学生のページ 

~健大高崎の熱き指導者たち~第8号                   

 健大高崎で指導する熱き先生を紹介するページです。今回は、本校野8-1球部顧問の生方先生に登場していただきました。先生は、6歳から野球を始め、プロ野球を目指していたそうですが、途中ひじのけがに泣かされ、プロの道をあきらめ、指導者としての道に入られたそうです。数々の苦難を乗り越えてきた先生の厳しくも温かい言葉かけで、多くの選手が立ち直り、活躍する姿を見せてくれています。コーチとして健大野球部をしっかりと支えている先生の姿に野球部員だけでなく、一般生徒も多くを学んでいます。

 

氏名 生方啓介 専門教科 公民・福祉 東北福祉大学卒

        指導歴11年 甲子園夏3回(最高ベスト8)、選抜2回(ベスト4)

 ①中学、高校時代から大学にかけて、どのように競技と取り組みましたか。勉強面との両立についても教えてください。

 6歳から野球を始め、今年で28年になります。12歳の時に右ひじを離脱性骨軟骨炎と診断され、手術し、その時にプロ野球選手への夢をあきらめました。医師との話し合いで、中学では野球を続けない、という条件での手術でしたが、中学入学後、野球部の顧問の先生と少年野球時代の恩師からの勧めもあり、左投げにして野球を続けることを決めました。なかなか思い通りに投げられず、悩み苦しみましたが、もともと負けず嫌いな性格なので、誰にも負けたくない一心で練習に励みました。                                              高校時代は1年の夏からベンチに入れてもらいましたが、チームメイトとの意識のずれから、普段から他の野球部員と距離を置き、「自分が結果を出せばいい」という自己中心的な選手でした。 しかし、自分たちの代になった時に、その考えを改めるようになりました。あたりまえのことですが、野球は団体競技であるということ、自分だけが必死に練習しても勝てるわけがない、ということを再認識したのです。それからは自ら進んで部員たちに声をかけ、部活後や休日もみんなで本当によく練習しました。いつも「自分」を中心に考えていましたが、仲間と練習する中で、「自分たち」を中心に考えるようになりました。仲間への信頼は入部当時では想像できないほど厚くなっていました。2年生の新チームとなってから秋、春とともにコールド負けのチームでしたが、最後の夏の大会では甲子園には手が届かなかったものの、準優勝という成績を残すことができました。その結果、東北福祉大学へ進学することもできました。

 大学では初めての寮生活を経験し、厳しい上下関係の中で精神的にさらに強くなりました。右肘の悪化や努力では乗り越えられない技術の差を感じたこともあり、選手を辞め、学生コーチとしてチームを支える側につきました。この立場になり、野球を理論的に学び、さらに当時のスタッフの方々から野球以外の様々なことを教えて頂きました。その教えと、学生コーチとしての経験が今の私の指導の基礎となっています。

 振り返ると野球中心の生活で、正直、がむしゃらに勉強した記憶はありません。典型的なテスト前の短期集中型でした。しかし、大学進学後は、知識を得るために妥協せず、とことん追求しました。教員となった今でも学ぶことの重要性を日々感じています。

野球生活の中で幾度となく困難がありましたが、野球を通じて人間力がつき、また多くの方々との縁に恵まれてきたと感じています。

②今の高校生に求めたいことや伝えたいことは

 やらされているという考えではなく、自分の意志で前向きに何事にも取り組む姿勢を求めます。自ら学ぶ喜びや、成長することの喜びを感じながら自分の可能性を十分に発揮して下さい。

③野球指導者としてのポリシーや指導者となってからの今後の夢は

 指導者として大切にしていることは、生徒との親和的信頼関係を築くことです。その上で伝統を重んじる考えが強い高校野球を見直し、型にはまった野球ではなく、多様な視点や科学的根拠に基づいた理論でコーチングするよう心がけています。

今後の夢は現役時代と変わらず、まず野球部を全国制覇させること、指導者として日本代表チームに入ることです。 

④健大高崎高校や生徒の良いところは

 とにかく生徒が素直です。素直さが知識を吸収するためにはとても重要だと思います。

健大高崎高校は、生徒たちが自分の可能性を伸ばすことができる先生方がいること、そしてその環境が整っていることが魅力だと思います。 

⑤中学生に向けてのエールをお願いします。

 時に壁にぶちあたることもあると思います。しかしその壁こそが自分を成長させてくれるきかっけとなります。

是非、壁を乗り越えて自分の可能性を広げて下さい。そして人との出会いや縁がきっと手助けしてくれます。自分の夢を簡単にあきらめずに、いろいろな視野を持って挑んでください。頑張る皆さんを応援しています。 

❤生方先生ありがとうございました。素晴らしい先生に指導を受けている選手の皆さんは幸せです。時には辛いこともあろうかと思いますが、乗り越えてこその野球人ですから、頑張ってください。

 また、野球部の皆さんは、よく学校行事等にも貢献してくれています。ありがとうございます。

 さて、健大高崎野球部がなぜ強いのか…と考えてみると、これは生方先生だけではないのですが、「感謝や謙虚」を大切にする青柳監督を中心として、すべてのコーチ陣やスタッフが、確かな野球理論に基づいた科学的な練習を実践できていることだと考えています。そのベースには強い愛情で選手を支え指導し、厳しいが温かい言葉かけを常に行っている指導者の存在があります。

 挨拶や生徒の書く野球ノートに見られるように生活指導も徹底して行われ、「人間力の向上」も最重要課題としている点は、高校スポーツのあるべき姿として、高く評価出来ると思います。

 コーチ陣の分業体制もしっかりとしており、生方先生は、芸術的なノックを見せる打撃コーチとしても選手たちから慕われ尊敬されている指導者です。青柳監督を支え、3年連続の甲子園を目指す生方先生とスタッフの皆さんに、これからも熱いエールを送りたいと考えています。頑張ってください。