第54回入学式

4月8日(木)本校体育館におきまして、第54回入学式を挙行いたしました。

新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、通常より規模を縮小し、感染防止対策を講じながらの実施となりました。
入り口での検温、消毒にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

式前の様子

式は、国歌演奏後、新入生呼名、入学許可に続き、加藤陽彦校長より式辞が読み上げられました。

校長式辞抜粋

春の風が新たな季節のスタートを告げる今日の良き日、令和3年度高崎健康福祉大学高崎高等学校第54回入学式を挙行できますことは、私ども教職員一同の大きな喜びです。
ただ今、入学を許可しました435名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。健大高崎高校への入学を心から歓迎いたします。

1年生の担任の先生方は、皆さんの高校生活が充実したものになるように万全の準備を整えてくれています。明日から、本校での新しい学校生活が始まりますが、先生方のアドバイスに従い、一人ひとりが目指すべき方向を見失うことなく、強い意志を持って高校生活のスタートを切って欲しいと願っています。

また、これまでずっとお子様を温かく支えてこられた保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

(中略)

現在社会が急速に変化する中で教育の世界でもデジタル化が進み学校での学びが変化してきています。21世紀を生きる生徒が学校で身につけるべき力は以前と異なって来ています。知識や技能を習得するだけでなく、それらを基にして自ら思考し、判断し、表現する力を身につけ、主体性をもって多様な人々と協力する力が求められています。本校では、こうした状況を鑑み、本校の教育をより効果的に展開していく上で、保護者の皆様の協力を得て、本年度の1年生から入学時にChromebookを全員に購入していただき、学校生活や学習活動に活用していく取組みを開始することになりました。この取り組みを通して生徒の皆さんに「自ら学ぶ力」「自律的に考え、判断し、表現する力」「他者と協働して問題を発見して、解決する力」「情報活用力や情報モラル」を身につけて高度情報化社会で力強く活用して欲しいと願っております。

入学にあたり私から皆さんに次の2点をお願いしたいと思います。

一つ目は「文武両道」の精神で一人でも多くの生徒が部活動に取り組んでほしいということです。知的な学力をつけるとともにぜひ行って欲しいのが部活動です。部活動を通して得ることはたくさんあります。友情を築く・忍耐力・向上心・挨拶や感謝の心・人間関係づくりや思いやりなど、人として必要なことは部活動の中で全て学べるとも言われています。本校は部活動が大変盛んです。多くの運動部と文化部があり、ほとんどの人が部活動に入部して生き生きと爽やかに活動しています。是非多くの人が部活動に入部し高校生活の良い思い出を作って欲しいと思います。

二つ目は良い友達を作ってほしいということです。高等学校は学力だけではなく確かな「人間力」を培うことも重要です。本校には色々な地域から生徒が在学しています。地元を離れて寮や合宿所に入って生活している人もいます。生活習慣や文化に違いがあるかもしれません。相手が自分と違うからと言って、からかったり、いじめたりすることは絶対に許されません。本校は、いじめのない学校を目指しています。常に相手の立場に立って考え、一生涯付き合えると友人が得られるように努力してください。みんなと支えあって生きていくものです。他人のために何ができるかを考えることが基本であり、自分自身の成長へ繋がるのです。

(中略)

保護者の皆様に申し上げます。高校時代は長い人生の中でも最も多感で変化と成長の激しい時です。そうした変化の中で、生徒たちは一段一段成長の階段を歩んでいきます。私たち教職員は皆様の期待と信頼に応えるべく、生徒の限りない可能性を信じ、有意義な学校生活が送れるよう全力で教育に邁進していく覚悟です。保護者の皆様におかれましては、本校の教育活動にご理解を賜り、ご支援・ご協力をいただきますよう心よりお願い申し上げます。

結びに、新入生の皆さんが、それぞれの目標を持ち、勉学や部活動、学校行事に全力で取り組み、充実した高校生活を送られることを期待して式辞といたします。

令和3年4月8日
高崎健康福祉大学高崎高等学校
校長 加藤陽彦

続いて、理事長式辞、新入生代表宣誓、校章授与が行われました。

新入生代表宣誓(全文)

宣誓
暖かな春の光に包まれて、若葉が芽吹き、生命力の溢れる季節になりました。
私たち435名は、この良き日に高崎健康福祉大学高崎高等学校の入学式を迎えられた事を大変うれしく思います。新型コロナウイルス対策を万全にし、このような立派な式を開いてくださった校長先生をはじめ教職員の皆様、先輩方に心より感謝いたします。
中学校生活最後の1年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、多くのことが制限され、思い通りにいかない事ばかりでした。しかし私たちは当たり前だと思える日常は、多くの人の努力や協力によって成り立っていることに気づく事が出来ました。日々、そのことに感謝し勉強や部活動に積極的に取り組んでいきます。
本日より待ちに待った高校生活が始まります。自分で考えて進路を決め、努力し、自らの力で切り開いた道に第一歩を踏み出す時が来たのです。高崎健康福祉大学高崎高等学校で大きく成長し、それぞれの夢や目標を実現できるように自分らしく第一歩を踏み出していきます。
これから先、新しい道を歩んでいくにあたり、時に迷う事や苦しい事があると思います。その時には、諸先生方、先輩方、保護者の皆様温かくそして時には厳しくご指導くださいますようよろしくお願いいたします。
また、この3年間で信頼でき、互いに高め合える友と出会い、切磋琢磨しながら充実した高校生活を送っていきたいと思います。
最後に我々1年生一同は、「感謝・奉仕・友愛」の心を忘れず、高崎健康福祉大学高崎高等学校の生徒として誇りを持ち、責任のある行動がとれるようにするため、自らを向上させていく事を誓います。

令和3年4月8日
新入生代表浅香 舞衣
高崎健康福祉大学高崎高等学校
校長 加藤陽彦先生

閉式後には、職員紹介(管理職、1学年団)、校歌紹介および学校諸説明が行われました。

新入生の皆さん、保護者の皆さん、本日はまことにおめでとうございました。

また、祝電を賜りました皆様、ありがとうございました。