過日こちらのサイトでご報告しましたように、1学年進学コースの堀 愛莉さんが、「全国探究コンテスト2025」において、倍率100倍を超える厳正な審査を通過し、最終審査に出場しました。
そして見事、オーディエンス賞を受賞しました。
堀さんは、
「日本で男性の助産師が誕生する可能性はあるのか?― 法律と利用者の思い、現場の声を手がかりに ―」
をテーマに探究を行いました。法律の観点、医療現場の実情、そして利用者の声を丁寧に収集・分析し、子育てをしやすい社会の実現に向けた提案を、7分間のプレゼンテーションとして発表しました。
本探究では、男性が育児に主体的に関わる「ロールモデル」を医療現場から制度的に排除している現状に着目しました。その結果、父親が産後うつに陥っても相談先がなく孤立してしまうことや、夫婦間のすれ違いが生じやすい社会構造があることを指摘しました。こうした制限を問い直すことは、単に男性の権利の問題にとどまらず、「出産・育児を社会全体で、そして性別に関係なく支える」という視点へとつながり、家族全体のウェルビーイングの向上に寄与するものであると提言しました。
また、調査を進める中で「性別がケアに影響する」という切実な現実に直面し、大きな衝撃を受けたといいます。その揺らぎを出発点に、「同じ役割を担うこと」だけが平等ではないという気づきを得て、互いの強みを生かし合う“協働”こそが重要であるという、多角的かつ成熟した視点を提示しました。
最終審査では、
竹下友里絵 氏(ボーダレス・ジャパン 公民連携室長/社会起業)、
田村学 氏(文部科学省 主任視学官/探究・深い学び)、
藥師実芳 氏(認定NPO法人ReBit 代表理事/ダイバーシティ・福祉)
といった第一線で活躍される審査員の方々から質疑が行われ、その応答内容も高く評価されました。
本校では、これからも生徒一人ひとりが社会課題に真正面から向き合い、自ら問いを立て、他者と対話しながら解決策を探究する学びを大切にしてまいります。
本校では、これからも生徒一人ひとりが社会課題に真正面から向き合い、自ら問いを立て、他者と対話しながら解決策を探究する学びを大切にしてまいります。
