校長あいさつ

Well-beingの実現を目指して

 高崎健康福祉大学高崎高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、昭和43年に誕生した学校であり、今年で58年目を迎えます。この間、卒業生は24,353人を数え各方面で活躍をしています。「感謝・奉仕・友愛」の校訓のもと教育方針(育成を目指す資質・能力)である主体性やコミュニケーション能力・やりきる力・非認知能力の育成を目指して、教職員と生徒が一丸となって真剣に取り組んでいる学校です。今春の、第97回選抜高等学校野球大会にて、ベスト4に進出した硬式野球部をはじめとする強化指定部10クラブ、運動部15クラブ、文化部16クラブが活動しており、多くの生徒が自分に合った部活動に入部し、生き生きと爽やかに活動し、高校生活を豊かなものにしています。各部活動の活躍や活動についてはぜひ当サイト内の紹介ページをご覧ください。

 現在、教育の世界でもデジタル化が進み、学校での学び方が変化してきています。そのため、将来の予測が困難な時代を生きる生徒の皆さんが、高等学校で身につけるべき力は、以前とは大きく異なってきました。本校では、こうした状況を鑑み、未来志向の教育を実践するべく、これまで築いてきた伝統を礎に、時代を見据えて「建学の精神」及び「教育目標」を一部改訂いたしました。それに先立ち「探究学習」を学びの柱として、「自他ともにWell-beingの実現に向かう学習者となる」ことを大きな目標とし、みなさんの人間的な成長を図っていきます。

 また、国際理解教育にも力を入れており、2年次には、希望者によるオーストラリア研修を実施し、さまざまな交流・学習の機会を提供して、国際性・多様性への理解を体験的に進めています。今後も、より充実したものになるように内容も検討して継続的な交流を続けていきます。さらには、ICT環境が整備(校内全館高速Wi-Fi、全教室に大型プロジェクターの「ワイード」を設置)され、安全で快適な学習環境のもと本格的なICTを効果的に活用した教育を推進しております。このような学習環境のもとで、多くの生徒が「文武両道」を実践し、学習と部活動のバランスの取れた学校生活を楽しみながら送っています。

 次に、系列大学である高崎健康福祉大学は、「人類の健康と福祉に貢献する」を建学の理念に掲げて、平成13年に健康福祉学部を開設、その後、薬学部、保健医療学部、人間発達学部、農学部、大学院に健康福祉学研究科、保健医療学研究科、薬学研究科、農学研究科を設置し、5学部8学科、4研究科において、健康・医療・福祉・教育・農学分野における人材養成と研究活動を行っています。また、2026年4月、人間発達学部に「心理学科」(仮称・設置認可申請中)を新設します。系列校ならではの高崎健康福祉大高崎高等学校推薦型選抜(指定校制)という特典があり毎年多くの生徒が、この入試制度を利用して入学しています。

 本校は「自分自身の可能性を広げる」皆さんの入学をお待ちしています。本校の教育目標・教育方針を実現するために、学級活動や学校行事・部活動等の様々な機会と体験を通して、豊かな心の育成を図り、自分で考えて行動する主体的で自立した人格の形成に努めてまいります。中学生の皆さん、私たちと共に学び、共に成長していきましょう。
令和7年4月
高崎健康福祉大学高崎高等学校
校長 加藤 陽彦