12月8日(木)アスリートコース集会におきまして、卒業生の山下航汰さん(元プロ野球選手・現在は社会人野球三菱重工East所属)による講演会を開催しました。
山下航汰さんは、本校野球部で主力選手として活躍(甲子園選抜大会で2本の満塁本塁打など)後、NPBの読売巨人軍へ進み、ファームで実績を残したことから1軍での活躍を期待されましたが、1軍のチーム事情と怪我のために思うような活躍の機会が得られず、現在の社会人野球で現役を続行していらっしゃいます。(Wikipediaに詳細が掲載されています)
現在、1学年アスリートコースでは「総合的な探究の時間」を通して、所属する部活動の競技における『課題』を掲げ、論理(データ)と実践から探究していくことで、生徒の競技力向上・人間力向上を目指しています。
最終的に、部活動における取り組みが人間力の向上に繋がり、卒業後や社会においても役立っていくことに目を向けていけるよう、卒業生の体験談を聞く機会として今回のアスリートコース3学年合同の集会を実施する運びとなりました。
山下航汰さんには、選手としての経験をもとに以下のお話をしていただきました。
(1) 競技力向上について(自己の力を知り自己を評価することが大事)
(2) 目標設定について(何かを犠牲にする)←これで本気度が分かる。
(3) 目標設定からの行動(探究心をもって練習をする)
(4) 経験から言えること(ぶれずに目標を追えば遠回りしてもたどり着ける)。前向きな目標変更はあっても良い。常に新しい世界が見えてくる。
(5) 人間力が大事(時間を守る・掃除をするなど当たり前をしっかり。周囲を大事にする。助けてくれた人に感謝し、自分が助けてあげられる人間に)
生徒たちは、現役のアスリートとして活躍する身近な先輩からの示唆に富んだお話を聞き、それぞれが自分と向き合ったり、目標実現への思いを強くしたり、貴重なひと時となりました。